8:48 am

事務所から本社へ移動するとき

近所の動物の名前のついた幼稚園を通るのだけど

昨日、これがちょうどおむかえの時間だった。

後ろと前に子供用座席がついた自転車が

見本市のように並んでいる。

このあたりには坂がないのでみな普通の自転車で、

お車のおむかえ、電動自転車なんて一切見かけない。

最悪な環境で最悪な賃金でストレスと老後を心配しながら生きていく私には

このポカポカ陽気、サクラの花びらが舞うお昼前の電磁波とも関係ないこの時間、

なんとのんきな人たちに見えたことでしょう。

こういう生き方もあったかもしれなかった。

そうとも思いました。

分かれ道はどこだったんだろうと。

その夜、私がこの先経験することのない ママ友のドラマが始まりました。

嫉妬渦巻き、外では見せない家の中、結構陰湿に仕上がっているよう。

もし私がこの世界にいたら、私が一番近いのは倉科カナだと思いました。

FOXEYのワンピースを勝手には着ませんが、着てみたいとは思います。

そこでまた思い出しました。

3LDKのマンション時代、

1年契約の仕事を終えてお昼間家に居たときに知り合った1Fに住む女性。同い年でした。

それまでの1年、一切顔も見たことないのでどれだけ生活の時間が違ったかということです。

それから彼女と なんというか主婦仲間のような友達のような関係が始まりました。

マンションは会社が借上げていて、夫が同じ出身大学だったり父上も私と同じ業界、

共通点も多くインテリアやお皿の趣味、結構価値観や趣味が似ていたのです。

今は遠く離れているけれど年賀状やメールのやりとりは続いています。

彼女にはちょうど1歳半のスカウトされるくらい可愛い女の子がいて、

とても利発な彼女とも仲良くなりました。

実際3人で歩くとすれ違う人たちが可愛いといってその子を見るので一緒に居る私まで鼻が高かったです。でもふたこと目にお母さんとぜんぜん似てないね。といわれるのが笑い話です。

急に調子が悪くなって病院に行きたいので子供とお留守番を頼んでもいい?

コレ作ったから食べてみて。

今日は旦那さんがいないから一緒にお夕食、食べてって。

ご近所づきあいってこんなんなんやろなーって思い始めてました。

パン教室をしていた彼女の教室に通ってほかのママ友たちとも話すようになりました。

みんな○○ちゃんのママって呼び合ってました。

一軒家を無理して買った人、ライオンズマンションに住んでる人、

不細工な子供に可愛すぎるブランド服を着せる人、ちょっと高齢な人、家を絶対見せない人

いろいろでした。でも私には所詮、他人事でした。

でも彼女は主婦になってから子供を介して無理やり友達ぽくなるママ友よりも

私との関係の方が新鮮だったみたいで私は特別だったと思います。

あ、そのときの子供、今中学2年生です。

今は、彼女にそっくりです。

ママ友の世界を垣間見たのはこのときだけでしたが、

中にはそこまで言うかって人もいて、子供にHを見られたから

Hは朝する。ってのが一番印象的で今でも覚えています。