ナイト不在

少し前から 私のナイト(猫)はどこかへ行ってしまったようです。

カリカリとひきかえに、恋をとりもってくれるって言う ←妄想

朝晩猫に餌をあげていた人がいたようで

その人(達)向けに 

”猫に餌をあげないでください。見つけたら通報します。”

なんて看板が挙げられてしまいました。

まぁ もっともなことなんですが。

私も自分が食べていくのが精いっぱいなので、そんなにしょっちゅう猫の餌を

買えるわけでもなく・・・。

いつか出会った時になんて思って

よくポテトチップス4袋でお菓子売り場に吊ってある小袋みたいな餌を鞄には入れていましたが…。

この世の中で、

この孤独な世の中において

私に興味を持ってくれる何かが存在してるってことは、 

嬉しいことです。

それが、たとえ餌目当てであっても。

疲れた帰り道、 

ニャーといって 足元に寄ってくる猫のしっぽに

じっと私の顔を見る 猫の目に

どれだけ癒されたか分かりません。

最後に猫を見たとき、

近所の女の子が車の下に居る猫をのぞいていました。

「猫、いるのー?」って話しかけて 女の子と話が盛り上がりました。

そこで 私が鞄の中から餌を取り出すと

女の子は 「わぉ。」といった感じで(笑) 

おばちゃんになったら、なんでも鞄の中から出てくるねんで。

夜にふらりと表に出てきているこの子も 寂しいこどもなのかもしれません。

私は寂しいおとなで、彼女は寂しいこども。

もう帰るねーと言った時に彼女が言った言葉がなんだったか忘れたけど

彼女の年齢にふさわしくない大人びた言葉で驚きました。

でもこのとき、猫は車の下から出てこなかったんですね。

この少し前から

なんだかとてもおびえた様子で、顔をみても逃げてしまったり

とても人間嫌いになってました。

誰かに怖い思いをさせられたんだと思います。

生まれ変わったとき

野良猫として生まれ変わった時

私ならどうやって 生きていくんだろかーと 

色々考えることがあります。

明日は我が身なんてことばがあるけど、

明日は野良猫。なんてことも

ない。とは言えないでしょう?

情けは人の為ならず。

そう、明日の私のためになんて思うのです。