冷凍室のパンのゆくえ

パンが古くなりそう、だめだ、やばい となったとき

咄嗟に

ちょっと申し訳なく

冷凍室へ投げ込む。

でも投げ込んだが最後ということは 私は知っている。

最後。

もう二度と人間の口に入ることはない。

(類義文章:その山で迷い込んだら最後 もう二度と生きて戻ることはない)

ここで明るく♪

そんなこんなで冷凍室の90%を占めていた(どんだけ私はずぼらな人なんだ)

冷凍カチカチのパンを近所の渡り鳥御用達の池まで

処理してもらいに行きました。

みんな喜んでけんかしながら食べてくれました。

フランスパンにぶどうパン、ベーグル、クロワッサン、食べ切れなかったシフォンケーキも・・・

冷凍すると あのにおいが嫌で食べる気がなくなってしまうのです。うむ。。。

特に首の長い白鳥に限っては 他の渡り鳥よりパンに到達する時間が長くかかるので

まるで飼いならした白鳥のように 直接口へ。

それからは 白鳥とはアイコンタクト。

大きな袋を持ち 鳥たちにモテモテの私を見て

近くの子供が発した言葉

『パン食べたい』

パンが食べたくなった様子(笑)

いや、それは パンあげたい。でしょ。と思って『食べたらあかんよ』って言って

少しわけてあげました。

ちょっとした満足感とちょっとした罪悪感で池を後にしました。

そして パンは食べきれる分だけ買えばいい。

2人ぐらしなんだから。と呪文のように・・・・。