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ツバメが街に戻ってきた。

そろそろ1年になる

雲ひとつない晴天のような気持ちで 言えることは

"後悔はない。"

そして 一度も

つらいとか

寂しいとか

苦しいとか

そんな後ろを振り返って泣いたことはない。

強くなったのではなく 考えなくなった、考える必要もなくなった。

つらくも寂しくも苦しくもないから。

負け惜しみを含んだとしても

失敗したとか間違えたとも思っていない。

すべてが無駄だったとは思っていないけど

もう少し早くてもよかったんじゃないかとあれこれ思案した

あの時間、その時間は無駄だったと思っている。

あらゆるストレスから開放されて、

呆けている時間が多い。

だから以前現実逃避だった読書や映画もあまり必要ない。

読みたいとは思うものの選ぶ本も変わったので なかなか読む本がない。

映画が観たくても観られないのは 

自転車圏内に映画館がないからと映画までお金がまわらないから。

(郊外のショッピングセンターの映画館レイトショーに慣れきってしまった。)

驚くほど 好き嫌いがはっきりとし

ちょっと頑固かもね、が頑固石頭へと成長した。

もう自分の人生に関係ないことに振り回されたりしない強靭な心を得たと思う

それらの事柄についてもう何も感じない 何も見ない。(つもり)

呆けているので時間の使い方が下手になった。

自炊をほとんどしなくなった

寄り道衝動買い外食はしょっちゅうで それについて言い訳もたくさん。ここでは自粛

お金がない現実と向き合っているけれど 心まで貧しくなるので節約なんて絶対しない。

財布から出て行ったお金に未練もないし それを改めようとも思わないので家計簿もつけない。

そんな中でも残り3000円ともなれば

これでも つつましくつつましくと小声で誓ったりするけど そのそばから忘れてしまう。

そんなときは とにかく寝よう。

寝ている間はお金は遣わないし 要らないことも考えない。

自分に甘くなった。甘やかし放題。

部屋も片付かないし 太った 

部屋を片付けないから 太ったとも

レンジはないし、お茶碗はどんぶり鉢。

でも炊飯器は3合炊きで定価75000円なんですよ。(半額以下で買ったけど)

そんなちぐはぐ その日ぐらしは あいかわらず。

母のことが気になって気が狂いそうになる回数が増えた。

それは独りぼっちになる恐怖心から。

この場合は あえて呆けてみる。 

そしてここでも寝る。とにかく寝る。

男の人に興味がなくなった。

多少 ちらりとは見るけれども(笑)

この件について

たとえば老人ホームで80代で結婚する老女になにか意見してほしい。

昨年つぶれかけた巣に2羽で寄り添うようにいたツバメにたまごはなかった。

今年巣を見事にリフォーム。そのツガイのツバメにも意見してほしい。

早かった1年はこんなかんじ。