大山崎山荘美術館 中国茶のお茶会

日曜日、西天満にある中国茶のお店

無茶空茶の 恒例のお茶会がある山崎に。

中国茶のエキスパートな友達のおすすめでずっと行きたくて連れて行ってもらいました。

実は初めて降り立つ 山崎 

サントリーの山崎の山崎だ わっしょい。でも今日はお酒じゃない。

北側にその 大山崎山荘美術館はある

京都から少し西。高槻からは2つ東。車道なら 天王山トンネル云々のあのくらいの場所。

車窓からは田園風景に優しい色のコスモスが咲き乱れ揺れていたのも印象的。

少しハイキング気分で木々の間を歩き洋館を目指す

雨のため履いてきた長靴がこれほど役に立つとは!

その昔 実業家・加賀正太郎という人が建てた山荘である。

現在は 新館を安藤忠雄が建てており地下にあるコンクリート打ちっぱなしの壁面にモネの睡蓮など

本当に気持ちのよい場所で 館内のあちこちにてお茶が振舞われる(別途料金必要)

茶杯を並べておくと お茶を入れてくれる。

家で飲むような湯飲みではなく日本酒のお猪口みたいなかたちの器。

香りを味をとぐいっと飲み干す。

台湾のお茶が気に入ったのと しょうがを入れて飲むお茶もあったまった。

栗に黒糖をまぶした 大変美味しいお菓子も出た。

松の実も 鼻血出そうと思いながらぼりぼりと食べた。

黄金桂というキンモクセイを混ぜてないのに元からそのお茶だけでキンモクセイがほのかに香るというお茶。

こちらは長蛇の列で飲めなかったけど そんな不思議なお茶があるのね。

初めて知りました。

しかもみんな”黄金桂のお茶”と言っていたけど 私は勝手に”黄金系のお茶”と頭で漢字変換していたし。

どんだけコガネ色に輝くお茶なのかと!(それは事実らしい)

そして 香をたくこともなくとも自然といい香りをした源氏物語の薫を思い出してみたり。

香りというものは 本当にヒトを魅了するものなのだよねぇ。

今朝も電車の中で50代と思われるおっさんからいいにおいがして 

それはシャープな清涼感と清潔感を思わせて今度これ探そうと決意したところ。

(何か不明なので鼻がたより)

とにかく癒される場所で 結構たくさんの人が訪れていた。

庭園に洋館に竹藪に砂利道に 山に紅葉に(まだ赤くはないけど) 

中国茶に全く関係ないし何のつながりもないのに

恐ろしくマッチするのはなぜだろう。

雨の趣もこれまた素敵なもので しっとりとした土のにおいや山のにおいや木々葉々の揺れやら。

最初は残念に思った雨だったけれども 雨の日に訪れてみる機会なんてそうないと思うから

雨の日しか見ることのできない何かを見たり感じたりしてよかったと思うのですよ。

そんな風にプラスに考えられるようなお茶会でした。

   加賀正太郎

   黄金桂

大山崎山荘美術館 中国茶のお茶会の画像