値段がない
送別会もこれが最終
今宵はやけに平均年齢の高いメンバー6人で某領事館の路地裏のお店へ。
雨が降り路地裏はますます怪しさが漂う。
小さいお店だ。
和洋遊膳と冠。
年寄りたちは個室を好む(笑)
修行中の人のなかに女子も。彼女には女子だけでも気軽に入ることのできる素敵なお店を作って欲しいなぁ。
そんな事を考えながら初めていただいたもの。
『うるか』
鮎の内臓らしい
苦味が上品と誰かが言った感想を拝借。
『くじらのベーコン』
売っているのはみたことあるけど 色がぜんぜん違う。
薄いピンクでこりこりとして脂の旨みを味わう。
年配の人が揃って美味しいから食べてみなさいとにやつき自信に満ちた顔ですすめる。
そうやって食べるものほど楽しみで仲間にいれてもらったようでワクワクするものはない。
いつも私は好奇心いっぱいで遠慮なくいただく。
メニュー全てに値段がない!(写真参照) これには一同焦った。
みな本当に食べたいものから3位のものをおそるおそる注文。
私は秋の白和えくるみ添え。 もっちゃりとしたお麩が入っていた。
でもシーフードカレーは外せないなぁとみんなと意見が合う。
2軒目は彼らがすぐ帰れるように(笑)ホテルの最上階で曇った夜景を見ながら。
年配の方々はここでもスマートに横文字の銘柄を言い注文する。
メタボや加齢臭、髪の薄さも吹っ飛ぶほど素敵な瞬間。
1人だけ注文時に『僕、みずわりぃ〜』とずっこけたのはサン吉。
最後だから許してあげよう。