数える

酒井順子さんの 負け犬の遠吠えで 

産んでもない子の年を数えるな、とありますが、

まぁ 数えますわな。

月に1回ぐらいは。

妊娠したこともないのに。

ある意味、究極の妄想では?と思います。

まぁ 時と場合によって 産んでもない子は 大きくもなり生まれたてにでもなる。

ハタチで産んでたら ひゃ、もう高校生になっとる。

数えるなと言われても 数えるときは数えます。

もっと言うと春は 新しい季節なので 結構数えます。

ランドセルを選ぶこともないけどねぇ。

すべてのものに名前を書くこともないけどねぇ。

いつこんなことから開放されるんだろう。

でも 一生数えていそうです。

じゃあ なくなったひとの年齢は数えますか?

私は 数えます。

その人は そのまま止まったままの記憶の顔だけど

ちゃんと年を数えてあげないとかわいそう。

想像の白髪としわとシミを足して。

(これは 祖母とか父とかね)

この世にいなくても 私との年齢差は縮まらないし増えないし。

この世にいなくても 数えるものはたくさん。