8:53 pm
実家近くの公園の草むらに ゆらゆら揺れる小さな ”みのむし”を何匹か見つけました。
虫を見たわけではなくその家というか着物を見たのですが。
四半世紀ぶりぐらいに見たような・・・。
みのむしは 存在していたのに
私がいつの頃からか意識しなくなったんだと思います。
草むらに目を向けることがなくなってしまったんですね。
たまに顔を出してる子がいてつつくと引っ込むのが面白かったです。そんなみのむし。
小学生低学年のころ おばあちゃんが 『みのむしにおべべを着せてた』という話をしてくれました。
みのむしがせっかく自分で見つけた木々の破片をかわいそうにもめくって
あまり布をそばに置いておくとはずかしがりやのみのむしは、その布を集めて着るんだそうです。
私は気持ち悪い話だなぁと聞いていたけど 枯れ木に色とりどりのみのむしがぶら下がっている姿、
見てみたいなぁと思っていました。明治生まれの祖母の遊びだったようですが、
いつごろの子供までやってたのかな。
今日見たみのむしで そんな話を思い出しました。
昔私が見たみのむしは 親指ぐらいで太くていっぱい木の破片がくっついていましたが
今日見たみのむしは 小指の第一関節ぐらいのサイズの子ばかりでした。
たまたま小さい子だったのでしょうかねぇ。
写真を撮ったのですがあまりにも小さくてなんなのかわかりませーん。
今日は節分。寒かったけど、
みのむしの着物はもこもこした白いフェルトのような入口が暖かそうでした。