悪い女

幼稚園のころ おままごとのお母さん役をいつもする子が

私にとって悪い女だった。

小学生のころ 先生にひいきされ学級委員をする子が

私にとって悪い女だった。

中学生のころ 男子の前と女子の前では態度や声が違う子が

私にとって悪い女だった。

高校生のころ 化粧をしパーマをあて校則違反をする子が

私にとって悪い女だった。

短大生のころ 泣きながら男がころころ変わる子が

私にとって悪い女だった。

社会人のころ とっとと結婚しとっとと子供を産み安定している子が

私にとって悪い女だった。

主婦になって かかえきれない隠し事のある妻が

私にとって悪い女だ。

結局悪い女は 私の憧れなのだ。と気付く。

でもこの法則は その時期を過ぎたとき訪れる。