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椎名桔平の尻(しり)しか覚えていないドラマ
『永遠の仔』を見直す。重いテーマであるのに、私ときたらあえて尻というぐらい尻なのだ。
洋画DVDを借りていたがちょっとしんどくなって
日本の古いドラマを借りている。
10年そこそこ前のドラマの中のニッポンは 既にもうのすたるじぃ
わたしも大人になって歩んできた時代なのに なんでこんなに古いんだろう
そこにショックなど受ける
2000年のドラマである。見事に何も覚えていない。
当時もっと覚えることがあったに違いない 。
登場人物は、
今回の発見:勝地涼が子供時代の役として出ているのは驚き
中谷美紀は飾り気のない少年みたいで(役柄)
かえってそれがはかなげで美しく
大きな目からいつも涙があふれている。
そんな彼女の目を見ながら、私もこのドラマではよく泣いた。
鼻水まで出てとてもきたなくてこの2日ほど二重瞼がのびきっている。
親からの虐待が根本にありつらいドラマではあるけれど
そんな画面ごしの同情のような涙を流して
結局他人事であることは 変わりなく
また忘れていくんだろうな、わたしは・・・。
そんなことを考えながら見ているものだから
これから先『永遠の仔』を思い出したとき また桔平の尻しか出てこない
そんな気がする。