3:26 pm
急ブレーキがかかって 車は止まった。
僕たちの部屋も揺れた。
どこにいくか分からなくて 不安だったけど兄貴といっしょだったし心強かった。
そしたら 上から光が入ってきて 急に青い網が空から降ってきて 仲間たちがさらわれていったんだ。上の方へ上がっていったんだ。
兄貴を探したけど いない。きっと兄貴も網の中にさらわれてしまったんだ。
最後に大きく パシャっと兄貴が尾びれで僕にお別れを言った気がしたけど。。。
後で分かったけど 兄貴たちは すし○○膳って店の中に入って行った。
仲間の一人が教えてくれた。お得意様なんだって。
夜からの営業だ。 それまで水槽の中でショーをするんだ。
僕は・・・
僕は まだどこへ行くかきまってない。
すし○○膳だった可能性もあるわけだけど。
できるだけ高級店に行きたいな。どうせならって思うよ。
そのまま身を切られるか、熱い油に入れられるかどっちかなんだ。
おじいちゃんから聞いたことがある。
でも、
今度上から光が入ってきたら 逃げるんだ、僕は。
お昼を道路に面したカウンターで食べていたら1台の大きな車が止まって 活魚○○と書いてある。
何気に見ていたら 運転手が網を持って荷台にのぼりぴしゃぴしゃはねる魚を何匹かかごに入れる
ぼーとみていたせいか それは水槽でそこにいろいろ魚が入っていると後になって気がつく。
前のすし屋に持ってゆく。 新鮮なお魚なんだー。と消費者として思う。
この瞬間、今食べているのが魚でなくてよかったと、牛肉とトマトのメニューを見て一息つく。
たまたまだけど・・・。