10:30 pm
AM11:30になると それとなくトン平に 今週の南蛮亭の週替わりカレーは
なすのキーマカレーですよ、うりうり。と言ってみるものの全く腰が上がらなくて
私のお昼に出かける時間が2時になってしまった・・・。ふぅぅ。
でももしや、こんな時こそと思って私にとっては幻級のお店『カシミール』へ。
こちらのお店も店主は1人。カウンターのみ。長蛇の列。時間がかかる。売り切れごめん。
もちろんむちゃくちゃ美味しい。と、
6拍子もそろったお店なのでなかなか行くことが出来ないのです。
店主が私に向かって 『ごちゅうもんは?』 と聞かれるまで一切口を開いてはいけません。
口を開いたら最後、
もうそれはインドからはるかかなたに離れた極限の世界如く
冷え切った店内になってしまいます。
一人でやっているゆえ、自分のペースで調理しており そこへ注文を言われても対応できない。そういうのが彼のモットーであり 素材や時間を大切にされています。
彼の下準備に納得がいかないときは開店時間が遅れることも・・・。
なので客は この美味しいカレーを食べるために並び、
至福の時を得るには店長まかせとなるのです。
でもお昼時間は1時間。時間と列と胃袋との駆け引きが必要になってきます。
なのでめったに行けない私には幻級。
そんなこんなで 暗黙のキマリもきっちり守り
ほうれん草とチーズのカレーを注文。
いろんなものが入っています。レーズンの甘さが嬉しかったりジャガイモだとおもったらカブだったり 今日は私の分にはトーフが入っていませんでしたが、豆を歯でかみしめたりとかフードプロセッサーでつぶれ切れなかったホウレンソウの茎などを見つけたときとか。
この小さい素材すべてが自分の持ち味を最大限に引き出してくれる店主に身をゆだね
カレーが作られていると思うと感動すらおぼえます。