11:05 am
上司から借りていた本を読み終える。
あまり人から本を借りないし、図書館からも借りない。
自分のペースで読みたいから。
上司から借りた本はハードカバーで四隅が傷つくのを気を遣いながら読んだし、当然持ち歩けなかった。
だから時間がかかってしまった。理由はそれだけじゃない・・・。
自分の良かった本は薦めるのだけど、読み慣れている作家以外、その逆は難しい。
はじめの1ページを読むまでに相当時間がかかる。その作家の癖に文句をつける。一時中断しなかなか進めない。
いや、何度も中断した。またこの言い回しか、と。
はじめはミステリーかと思ったら恋愛小説だったという おち。これは最後の数ページで一気に加速。
それまで気がつかなかった私はそうとう鈍感だ。いや、そんなトリックに慣れていなかった。
あのときこうしておけばこうなったかもしれない。
そんなことを考えさせられる話だったけど、選んだのは自分だし、そう行動にうつしたのも自分だし。
あとからどうこう言ってもしかたない。ただ、それを受け入れるまでには時間がかかる。そしたら笑える話になる。
冒頭にこんな話がある。
ある男が店先で気に入った靴を見つける。どうしても欲しかったが
持ち合わせがなく彼女にお金を借りて手に入れた。
彼女は お金を貸したためにタクシーに乗れずバスで帰る。そのバスの中で昔の彼氏と会い
話が盛り上がってよりが戻り結婚した。。。
あの時靴を買わなければと思っていても、時間が経つと縁がなかったのだ。とそう思うことになる。