ポケットから出てきた道具
昨夜のアメトークは ドラえもん好きな人の集まりで
柴田さんが ドラえもんの中の感動した話か何かを熱く語るところで
”のびたがおばあちゃんに会いに行く話”を話しながら泣いて 映像を見てまた泣いて、えらくドラえもんが好きなヒトなんだなぁと。
出っ歯はかわいいとは思わないけど ちょっと彼女が人目をはばからず泣くところがかわいいなぁと好きになった。
ドラえもんの道具で覚えているのは タケコプターとかどこでもドアとかそういういつも出てくるものを別にしたら ”ひい木”というバッチ。
かなりマイナーな代物と思われる。
どんくさいのびたがこのバッチを付けるとみんなからひいきしてもらえるという道具。
ちょうど4年生ぐらいの時にふと退屈しのぎに買ってもらった単行本だと思う。
TVのドラえもんは流し見で、単行本はこれしか持ってなかったから。
当時の小学校の先生というものはうまい具合に担任は80%ぐらいの確率で女性であり、オールドミスであり、ポロシャツとジャージを着ており、みな達筆であった。彼女たちは、はきはきと学級委員などをしている妙に媚びたピアノが弾ける小学生をかわいがった(ごひいきだった)。片腕を使うように。 私は先生を小さい声でお母さんと呼んでしまうほど どんくさく目立たない生徒であったから その”ひい木”のバッチをして オールドミスの先生の横で、はきはきときびきびと先生の片腕にあこがれたものだ。ね、坂東先生。
そんなこんなで ドラえもん=ひい木 を思い出す。
こんな人はきっと世の中で私だけだと思う。